全部かゼロか – エネルギー危機の折、待機電力をカットするため、電源タップを設置することにしたのですが、私が住んでいるスイスでは、何故かスイッチが一個しかない電源タップが主流で、個別スイッチ付きはなかなか見つかりません。でもマジに節電するなら、全部オンか全部オフしかできないタップは雑すぎる、と、複数のホームセンターを訪ねて、ようやく個別スイッチ付き電源タップを見つけました。
早速、リビングルームや作業場、バスルームなどに設置し、待機電力節電開始。いちいちプラグを抜かなくて済むのが、思った以上に快適で、大満足。
ところがこの電源タップ、大きすぎて、キッチンに合いません。
だからキッチンでは、レンジや湯沸かしポットなど、使わない機器のプラグを抜いて節電せざるを得なくなりました。でも引き抜いたプラグが作業台にたわんで作業の邪魔になるので、使ってない機器のプラグを目をつぶって挿しっぱなしにしておくこともしばしば・・・。仕方のない残留リスク、誤差の範囲、などと正当化してみても、気持ちは晴れません。
そのモヤモヤを、ヨリトムフックが解消してくれました。
差し込みコンセントの近くに設置したヨリトムフックが、引き抜いたプラグをゆるくホールド。長めのケーブルも適当にゆったりと回し掛けて、作業台はケーブルフリー。作業は快適、気持ちもスッキリ。
待機電力節電の効果は電気代に現れました。2022 年の第 4 四半期の電気代は 2021 年より 22% 減、2023 年の第 1 四半期の電気代は 2022 年より 23% 減になっていたんです。
待機電力節約は楽しいです。